neuroflog's log

脳に鞭打つ生活

何もしないよりはマシ

2021年の通常営業が始まったと思いきや、昨年4月以来の緊急事態宣言が発令されるようですね。しかし今回は東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の首都圏の一都三県のみということです。さらに、飲食店のみに限定した形のようで、例えば映画館や劇場は今回は除外ですし、学校も通常通り、おそらく第一波の時のような厳しい行動制限を課す企業もあまりないのではないかと思われます。果たしてどこまで実効性があるのか疑問がありますが、何もしないよりはマシという程度でしょうか。

そもそも、私自身は去年の2月くらいからずっと変わらず、外出、外食などは自粛モードに入っていて、仕事も出張はゼロ、家でできることは家でという生活が現在まで続けているわけですが、世の中的にはワクチンもできたしもう解決したかのような雰囲気が出来上がっているような気がします。インターネット上には私のようなフラットな生活に対する耐性を持っている人を多数いるような気もしますが、世の中全体から見ると少数派なのかもしれません。

人は程度の差はあれ最終的にはその状況に慣れてしまいます。よく言えば適応力があるということですが、悪く言えば鈍感になるということです。まだ本邦でワクチン接種は始まっていないし、変異種は出現するし、客観的な状況としては第一波のときから何一つ良くなっていることはない(むしろ悪くなっている部分すらある)のに、大丈夫だと思ってしまう。いわゆる正常性バイアスというやつです。ニューノーマルが新奇性を持っているうちはまだよかったかもしれませんが、これが「ノーマル」になってしまうとそういうことも往々にして起こってしまうということかもしれません。

まあ結局の所、個々人が自分の行動を自制モードにしていくしかないですね。Netflixで『2001年宇宙の旅』が観られるようになっていたので、これをbackground movieとして物書きを進めます。好きなんですよこの映画。あと『2010年』も。